展覧会でやきものを見て「どうやって作ったのだろう?」「何に使ったのだろう?」と思ったことはありませんか。「いまこそ聞きたい」シリーズは、そんな素朴な疑問に応える講座です。やきものに詳しくなくても、その魅力を存分に感じられるよう、学芸員がわかりやすくご案内します。
水滴は、硯(すずり)で墨を磨る際に注ぐ水を入れておく容器です。朝鮮王朝(1392-1910)では、清らかな書斎で文房具の鑑賞を楽しむ「文房清玩(ぶんぼうせいがん)」の趣味が、中国からの影響を受けながら広まり、水滴をはじめとする文房具が白磁などでつくられました。
本講座では、朝鮮時代の水滴がもつバリエーション豊かな造形と、その需要者である文人たちの思想や暮らしを紹介します。