中国の陶磁器は、唐時代後期より貿易商品としてさかんに国外にもたらされました。ときには単なる実用品としての存在を超え、中国陶磁を受容した国々の文化の中で重要な役割を果たしてきました。また、韓国、日本など周辺地域の窯業は、中国陶磁の技術や意匠から大きな影響を受けてきました。
一方、韓国の陶磁器や日本の陶磁器は、けっして中国陶磁の亜流にとどまることなく、独自の個性を発揮しています。
1.中国の青磁と高麗青磁
2.中国の青磁・白磁と古瀬戸
3.中国の五彩と日本の初期色絵
4.中国陶磁と「樂」
の四つのトピックを通じて、韓国陶磁、日本陶磁の特質について考察します。